孫文
中学校のころから何した人なのかよく解らなかったのが孫文です。最近読んだ本でも、中華民国を設立したときの臨時大総統になったということだけど、すぐに袁世凱に渡しているみたいだし、なんで重要人物なのか解りませんでした。それでこの本を読んでみたんですけど「革命の英雄という孫文像を壊して、実物大に近い孫文像を築き上げる」とか書いてあって余計に何で「革命の英雄」なのかよく解らなくなりました。ただ孫文が長いこと革命のために頑張っていたのは解りました。
それと孫文も袁世凱も中国の強国化のために民主主義より集権的な方法を取ろうとするのですが、私の知らない価値観で意外です。そもそも統一というのがあって、それが何かと引き換えているという考えがありませんでした。
- 作者: 横山宏章
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1996/01/08
- メディア: 単行本
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