ギリシャ正教

今までキリスト教の神様って何がいいのか解らなかった。「神様とか本当にいるの?」とか「全知全能の存在だとどうしてそれを信仰するの?」という感じ。ちょっと前に遠藤周作とかも読んでたんだけどそこでも疑問がありました。でもこれを読んだらちょっと納得ができた感じ。この本に書かれてた神様ならもうちょっとちゃんと考えられそう。神は人間が道をはずれたのを助けるために人間になる。自身で人生を体験した。そして本来の人間の姿を具体化して示したらしい。こういう神様なら信仰する気持ちも少しわかる気がする。正教の儀礼とかは神が示した生活を実践するということなのだそうだ。

ギリシャ正教 (講談社学術文庫)

ギリシャ正教 (講談社学術文庫)