目まいのする散歩

エッセイみたいな日記みたいな小説でした。普通のときに読んだらつまらなかったかも知れませんが、作者の武田泰淳について知りたいときに読んだので面白かったです。
中では「貯金のある散歩」、「あぶない散歩」辺りに興味を持ちました。泰淳は若いころに坊さんの修行をしていたらしいのですが、そのことについてや、他の坊さんのことや金のことが書かれていたからです。泰淳の小説の特徴(人間や生命に関して)は、ここから来るのだろうかという部分でした。

目まいのする散歩 (中公文庫)

目まいのする散歩 (中公文庫)