七王
続きが早く読みたいです。結構長編なんだけど細かく面白い部分がでてくるのが良かったです。終わったエピソードの次に続きのエピソードをくっつけてる感じじゃなく、流れの中の重要(だから書いてる)な部分なのだけどその話が面白いのです。これは重要なところに無理やり面白い話を作り出してるのかもしれません。6人の子供がここで狼(ダイアウルフ)を飼うんだけど、いきなり6匹用意してないで5匹しかいなくて面白くなったりしています。本格的な歴史小説っぽいと言われることがあるみたいですけど、そういう全体の流れと個所の面白さとのバランスがっぽいのかもしれません。歴史は既に起こってることは変えられないので決まってることを面白くしないといけないんじゃないでしょうか。
あと6人の子供は結局狼をかうんだけれど、本当に普段から連れまわしてるのが可笑しかったです。狼を欲しがってた子1人が5匹を世話するなら分かるけど、女の子まで1人が1匹ずつマンツーマンで世話して、連れまわしていました。これだとジョン(今のところ一番主人公っぽい、年上だけど6人のうち彼だけ正妻の子でない)だけ狼が飼えなかったら本当に可哀想だったと思います。
- 作者: ジョージ・R.R.マーティン,George R.R. Martin,岡部宏之
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2006/05
- メディア: 文庫
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